α‐リノレン酸 動脈硬化の抑制のほか、アレルギー症状の緩和に有効
アレルギー症状の予防や緩和など
アレルギー症状が気になる人
体内に入るとＥＰＡやＤＨＡに変換
α‐リノレン酸は、ＥＰＡ・ＤＨＡと同じくｎ‐3系の多価不飽和脂肪酸で、体内に入ると、ＥＰＡやＤＨＡに変換されます。したがって、それらのページで述べた動脈硬化の抑制作用や、血栓防止作用、脳の活性化作用などは、α‐リノレン酸によって得られます。
とくに、アレルギー症状の緩和には動物性脂肪やリノール酸の多い植物油をとり過ぎないようにしたうえで、α‐リノレン酸をとると効果的といわれています。
酸化しやすいので、できるだけ生でとる
また、最近の研究では、α‐リノレン酸が、大腸ガンや乳ガン、肺ガンなどの予防や進行阻止に役立つこともわかってきています。
ＥＰＡ・ＤＨＡとともに、ｎ‐3系の多価不飽和脂肪酸は、ｎ‐6系とのバランスから考えて不足がちです。ｎ‐3系の脂肪酸の摂取に努めましょう。
α‐リノレン酸を豊富に含むのは、シソ油、エゴマ油、亜麻仁油など、やや特殊な植物油ですが、最近はスーパーマーケットなどでも扱うことが増えています。これらは、加熱すると酸化しやすいにので、サラダのドレッシングやあえ物に使うなど、できるだけ生で摂りましょう。
