殺菌・健胃効果、脂肪燃焼を促す
冷え症の人や肥満が気になる人
カプサイシンは、トウガラシの赤身のもとになっているカロテノイドです。同時に、辛味を作っている成分でもあります。
その働きのうち、最近、注目されているのは、中枢神経を刺激し、アドレナリンなどのホルモンの分泌を促す作用です。アドレナリンは代謝を高めるホルモンですから、分泌量が増えれば、発汗や血行、体温上昇、脂肪燃焼などが促されます。
トウガラシを食べると、体が温かくなったり、汗が出たりするのはそのためです。その効果、冷え症や肩こり、肥満などの改善に役立ちます。
殺菌・健胃作用や免疫増強作用もある
カプサイシンの辛味には、殺菌・健胃作用や、舌や胃を刺激し、食欲を増す作用もあります。ですから、食中毒予防や、食欲不振対策に力を発揮します。最近、カプサイシンが免疫力を高め、風邪などの予防に役立つこともわかってきました。
トウガラシは一度に多くはとれないので、うまく食事に組み込んで、適量を習慣的にとりましょう。