ビタミンＣ 有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化ビタミン。皮膚や血管の老化を防ぎ、ガンやストレスをブロックします。
美肌効果や抗酸化作用
コラーゲンの合成に必須
ビタミンＣは、皮膚や腱、軟骨などの結合組織を構成するコラーゲンというタンパク質の合成に不可欠なビタミンです。コラーゲンは皮膚や骨などを強化します。このため、ビタミンＣは皮膚や骨の健康を維持したり、傷を修復したりするために欠かせないのです。
抗ストレスや鉄の吸収率を高める
ビタミンＣは、体内での多くの化学反応に関与しています。抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進したり、腸管での鉄の吸収率を高めるなどの働きもあります。
抗酸化力で生活習慣病を予防
ビタミンＣは、強い抗酸化力によって過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがあります。
また、発ガン物質であるニトロソアミンの形成を抑制する働きもあり、抗ガン作用も期待されています。
毛細血管から出血が起こる
代表的な欠乏症は壊血病
ビタミンＣが欠乏すると、疲労感を生じ、悪化すると毛細血管がもろくなり、歯茎や皮下から出血するといった壊血病の症状が起こります。子どもの場合、骨の発育不良が見られることもあります。
ストレスや喫煙などで不足
寒冷ストレスや喫煙により体内でのビタミンＣの消費量は高まります。ヘビースモーカーは非喫煙者の2倍量が必要ともいわれ、タバコをよく吸う人ほどビタミンＣの補給が必要です。
