毛細血管の強化や抗酸化作用など
動脈硬化やガンを防ぐたい人
植物に広く含まれている水溶性の色素成分で、その一部は、ポリフェノールに属します。ビタミンPとも呼ばれています。
多くの種類があり、イソフラボン、カテキン、アントシアニンなどもフラボノイドに属します。
多くは黄色の色素で、白や緑の野菜やその他の植物に多く含まれます。ただし、中には、アントシアニンのように赤紫のものや、肉眼では無色のものもあります。
フラボノイドには多くの種類がありますが、いずれも強い抗酸化作用をもっています。その作用を通じて、ガンの予防や動脈硬化の抑制に役立ちます。
同時に、毛細血管を保護して丈夫にする働きや、血液循環をよくする働きなども知られています。
煮汁ごと食べる料理ならたっぷりとれる
日本人は、平均的な食生活を送っていれば、食事から1日5〜50mgのフラボノイドをとっていると推定されています。ただし、日常的に野菜が不足している人は、摂取量が少なくなります。
フラボノイドは水溶性なので、野菜を煮ると煮汁に出てしまいます。加熱によって壊れるわけではありませんが、煮たり茹でたりすると野菜自体には少なくなってしまうので要注意です。